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コーキングとシーリングの違いは?使用される材料もご紹介!

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コラム

コーキングとシーリングの違いは?使用される材料もご紹介!
コーキングとシーリングの違いは?使用される材料もご紹介!

外壁塗装に関連する用語に「シーリング」と「コーキング」というものがあります。

これらは同じような場面で使用される単語であるため、どのような違いがあるのかと疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。
今回は、そんな「シーリング」と「コーキング」の違いについてご紹介します。








□コーキングとシーリングの違いとは?

結論から言うと、「シーリング」と「コーキング」に明確な違いはありません。
特に違いを意識されずに使われることが多いため、意味の違いについては気にしなくても良いといえます。

シーリング(コーキング)は、壁同士の隙間を埋め、充填剤を入れることを指します。
外壁の目地や隙間を埋めることで水の浸入を防ぎ、外壁の負担を軽減します。
水は住宅にとって劣化の大きな原因となるため、シーリングは家を長持ちさせるために必要不可欠です。
他にも、外壁や浴槽、壁などの建材同士がぶつかり合うことを防ぐクッションのような役割や、建材を固定する役割があります。

シーリング材とコーキング材は、同じ材料を指す場合がほとんどです。
現場では、職人の年代や会社、地域などによって呼び方が変わります。



□シーリング(コーキング)材にはどのような種類がある?

シーリング材には、主に4つの種類があります。

1つ目は、シリコン系です。
シリコン系は、主に浴室やキッチンなどの水回りで使用されます。
耐久性や撥水性、耐熱性に優れており、水回りにピッタリです。

水を弾く性質ゆえに、塗料も弾いてしまう点には要注意です。
そのため、塗装を前提とする外壁にはあまり使われません。

2つ目は、変性シリコン系です。
変性シリコン系は、外壁のシーリングでよく使われます。
水回りでも使用できますが、シリコン系に比べると耐久性で劣ります。
同じ「シリコン」でも異なる性質を持つため、使い分けが必要です。

3つ目は、ウレタン系です。
ウレタン系は、コンクリートのヒビ割れの補修や木材に使用されます。
密着性に優れており、硬化すると弾力性を持つことから、コンクリートのヒビ割れの補修に適しています。
ただし、紫外線には弱いという弱点を持つため、上から塗装でカバーする必要があります。

4つ目は、アクリル系です。
アクリル系は、1980年以前のALC外壁のシーリング材として一般的でした。
現在では耐久性の低さから、使われるケースは少なくなっています。

□まとめ

今回は、シーリングとコーキングの違いについて解説しました。
どちらも同じ意味合いで使われる言葉であるため、特に違いについて意識する必要はないでしょう。
シーリング材は種類によって異なる性質を持つため、使用する場所に合ったものを選ぶことが大切です。