屋根材には寿命があり、使用開始時期から10~30年ほどと言われています。
しかし、屋根材によっても耐用年数は異なりますので、それぞれに合った時期を見極めることが大切です。
そこで今回は屋根の張り替え時期、目安を紹介します。
□屋根の張り替え時期とは?
まずは代表的な4つの屋根材の耐用年数と張り替え時期を紹介します。以下で紹介する時期は環境によっても早まることがあるため、あくまで目安として参考にしてくださいね。
1つ目は、化粧スレート屋根です。
耐用年数は15~20年ほどで、張り替え時期は7~10年が適切です。
2つ目は、トタン屋根です。
耐用年数は7~15年ほどで、張り替え時期は5~10年が適切です。
3つ目は、ガルバリウム屋根です。
耐用年数は20~30年ほどで、張り替え時期は20年が適切です。
4つ目は、瓦屋根です。
耐用年数は釉薬(ゆうやく)瓦で50~100年ほどで、いぶし瓦で約30~60年、セメント・コンクリート瓦で約20~40年です。
耐用年数は比較的長いですが、内部の下地に問題がある場合は、耐用年数よりも早い段階で張り替えが必要となるケースもあります。
そのため、20~30年ほどでメンテナンスをし、不具合があれば張り替えをしましょう。
□屋根の張り替えをする目安について
張り替え時期は見た目の変化からも見極める方法があります。以下で見た目の変化ごとに張り替え時期の目安を紹介します。
1つ目は、雨漏りが起こっている場合です。
天井に雨染みがあったり、水滴が落ちてきたりするなら、雨漏りが発生している可能性があります。
原因は屋根材にズレや浮き、割れなど不具合があることが多いです。
2つ目は、室内の湿気が気になる、カビ臭い場合です。
換気をしても状況が変わらないなら、一度天井や屋根裏を確認してみてください。
見えないところでカビが繁殖し、劣化が進んでいる可能性があります。
放置していると、雨漏りやシロアリ増殖の危険性があるため、早めに対処しましょう。
3つ目は、屋根材が柔らかい場合です。
これはスレート屋根に多い劣化症状です。
家の内部に水が浸透している可能性があります。
屋根が波打っている、凹んで見えるという場合には、専門業者に見てもらうことをオススメします。
4つ目は、コケが根付いている場合です。
これもスレート屋根によくある劣化症状です。
塗料の効果が薄まり、家の内部に水が浸透している可能性があります。
コケが根を張れば屋根材の内部から崩れることもあるため、要注意です。
□まとめ
今回紹介した時期は災害などのあくまで影響がなかった場合のものです。日本は地震や台風などが多く、災害の危険性も高いと言われています。
そのため、少しでも気になる場合は、被害が小さい内に対処しておきましょう。
屋根や外壁に不具合がある場合は、ぜひ当社にご相談ください。