最近ではデザイン性の高い外壁も増えてきているため、元の模様を残したいという方も多いでしょう。
そんな方には無色透明のクリア塗装が向いています。
今回はクリア塗装とは何か、クリア塗装に向いている外壁を紹介します。
□クリア塗装とは？
クリア塗装は下地が透けて見える無色透明な塗料を使った塗装のことです。
車やプラモデルによく使われるため、外壁塗装にも使われると聞いて驚かれるかもしれません。
意匠性の高いサイデイングを使った外壁が多く、そのデザイン性を残すためにクリア塗装を使用する人が増えてきています。
クリア塗装は普通の外壁塗装と同じように、外壁を雨漏りから防ぐ働きがあります。
クリア塗装の特徴を以下で2つ紹介します。
1つ目は、塗装回数が少なくて済むことです。
普通、外壁塗装では下塗りと中塗り、上塗りの3回塗りが標準です。
クリア塗装ではシーラーやフィラーと言われる下塗り材を使いません。
使用する塗料や塗装の手間が少なくなる分、他の塗料より安くなります。
2つ目は、光沢を出せることです。
クリア塗装は防汚性や耐候性に優れており、藻やカビに強いものや、UVカット機能のあるものなど多様なものがあります。
光沢を出しながら、長く綺麗な状態を保てるという特徴があります。
□クリア塗装にピッタリな外壁とは？
クリア塗装にはピッタリな外壁と向いていない外壁があります。
以下ではピッタリな外壁を紹介します。
1つ目は、窯業系サイディングです。
日本では多くの住宅に採用されていますが、他の外壁材に比べてデザイン性が高いのが特徴です。
そのため、デザイン性を残すためクリア塗装が用いられることがあります。
2つ目は、コンクリートやモルタルの外壁です。
打ちっぱなしのコンクリート外壁は汚れや雨風の侵入の恐れがあり、それを補うためクリア塗装が使用されます。
また、モルタル用のクリア塗装が開発されており、モルタルの素材を生かしつつ耐久性を上げます。
加えて、ウッドデッキや窓枠などの木材部分にも使用できます。
本来ウッドデッキといった木製素材は耐久性が弱いとされています。
しかし、クリア塗装をすることで防水性能が上がり、木部の耐久性も上がります。
耐久性が上がればカビやコケの発生も防げるため外観を美しく保てます。
□まとめ
クリア塗装はお気に入りのデザインが残せるだけでなく、様々な機能を備えています。
しかし、外壁の状態や素材によってはおすすめできない場合もあるため注意が必要です。
クリア塗装に関してもっと知りたい方はお気軽に当社までお問い合わせください。
