雨漏りは放置すると天井が落ちてくるリスクもあるため、早急に対処する必要があります。
今回は雨漏りする原因や雨漏りで天井が落ちた時の対処法を紹介します。
□天井から雨漏りする原因とは?
1つ目は、棟板金の劣化です。
瓦屋根といった構造では屋根の三角形の頂点に棟と言われる金属部分があります。
ここが劣化し隙間や穴が空けば雨水が浸入し、雨漏りが発生します。
また、地震や台風などでも屋根に力が加わり、棟板金が歪み隙間ができることがあります。
2つ目は、屋根材の劣化や破損です。
屋根材にはスレートや瓦、ガルバリウム鋼板など様々な種類がありますが、大抵のものは20年で寿命を迎えます。
寿命に近づくと性能が低下し、雨水を防げなくなったり、屋根材自体が破損したりする恐れがあります。
3つ目は、瓦のズレや破損です。
瓦はメンテナンス次第ではかなり寿命が長いという魅力があります。
しかし、衝撃に弱く、飛来物で破損したり災害によりズレが発生したりすると、雨漏りが起こります。
また、瓦を支える下地が劣化し固定できなくなると、瓦がずれ、雨漏りの原因となります。
4つ目は、瓦屋根の漆喰の劣化です。
瓦屋根は1枚1枚瓦を重ねて作りますが、その際にできる隙間を埋めるのが漆喰です。
漆喰自体の耐久性は非常に高いものの、衝撃に弱く、劣化により脆くなる特徴があります。
そのため、瓦だけでなく漆喰の劣化にも気を付ける必要があります。
5つ目は、金属屋根のサビです。
屋根材にはガルバリウム鋼板やトタンといった金属でできたものがあります。
これらはコーキングすることで、雨が降ってもサビが発生しにくくなっています。
しかし、このコーキングが劣化したり傷ついたりすると、サビを十分に防げません。
多少サビが発生しても金属の厚みがあるため、すぐに雨漏りには繋がりませんが、放置するとサビが広がり穴が空くため注意しましょう。
□天井が落ちた時の対処法とは?
雨漏りで天井が落ちてしまった場合は、すぐにリフォーム業者に連絡しましょう。
落ちた天井は周辺箇所が壊れやすくなっています。
そのため、自身で修理すれば悪化したり怪我をしたりするため避けましょう。
そうは言っても、業者が修理を始めるまでそのまま放置するわけにはいきません。
そこで、自分でできる応急処置として以下の方法を試してみてください。
・床が水で濡れないように、バケツを置く
・濡れてはいけない家具や家電をのけておく
□まとめ
雨漏りは建物の大切な構造部分を腐食させたり、人体に悪影響を及ぼしたりするなど大きな問題を引き起こします。
そのため雨漏りが発生した場合はすぐに修理を依頼してください。
雨漏りでお困りならお気軽に当社までお問い合わせください。