しかし、外壁塗装工事は、基本的に雨の日には行えません。
今回は、雨の日に外壁塗装が行えない理由と、小雨程度なら可能な作業をご紹介します。
工事に入る前に、ぜひご一読ください。
□雨の日に外壁塗装工事ができない理由とは？
以下より、雨天時に外壁塗装が行えない理由をご説明します。
1つ目は、塗料が雨で垂れてしまうからです。
塗装面が濡れていると、塗料が雨水と一緒に流れてしまいます。
外壁塗装に使用する塗料は保護膜が強いので、絵の具のように色まで流れてしまうという訳ではありませんが、雨だれが発生した箇所の塗膜が薄くなってしまいます。
塗膜が薄いと、耐水や防紫外線など、本来塗料が兼ね備えている効果が発揮されなくなってしまいます。
2つ目は、施工不良を起こしてしまうからです。
塗膜の中に水分がある状態で塗料が乾燥すると、蒸発後に外壁材と塗膜の間に「膨れ」と呼ばれる空間が生じてしまいます。
塗膜の薄い「膨れ」はいずれ破れ、外壁の素地が直接ダメージを受けてしまうようになります。
すると、雨漏りや水漏れが発生してより大掛かりな工事が必要となるでしょう。
3つ目は、見栄えが悪くなるからです。
乾燥前に雨が降って雨だれが生じると、完成後にスジが残ってしまいます。
また、水によって塗料が薄くなると色ムラができたり、平滑さが失われたりする可能性があります。
□雨の日にできる作業とできない作業をご紹介
わずかにはなりますが、雨の日でも行える工程があります。
以下より、雨の日にできる作業とできない作業をご紹介します。
＊雨の日でもできる作業
小雨の中で可能な作業は、高圧洗浄、飛散防止シートの設置です。
また、雨の程度によっては足場の組み立て・解体も可能になります。
＊雨の日にできない作業
小雨でも完全に行えない作業は、塗装、養生、養生はがしです。
雨天時に塗装作業が行えない理由は、1つ目の見出しで納得していただけたでしょう。
養生は、使用するテープが湿気で接着しにくくなることや、はがす際にビニールについたカスが飛散し、雨の水気であらゆる箇所に付着してしまうことが考えられるからです。
塗装工事は基本的に雨の日は行えない、ということを認識しておきましょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装が雨の日に行えない理由と、小雨程度ならできる作業、全くできない作業をご紹介しました。
雨の中の作業ができない理由をご理解いただけると幸いです。
当社では、職人歴10年以上の外装のプロが徹底して管理を行います。
ご検討の際は、ぜひ当社にお任せください。
