それぞれの塗料によってその特徴は異なり、またメリットとデメリットがあります。
今回はそんな油性塗料と水性塗料の違いについて解説します。
屋根塗装をお考えの方は参考にしてみてくださいね。
□屋根塗装に使用する油性塗料と水性塗料は何が違う？
油性塗料と水性塗料の大きな違いは、「何で原料を溶かしているか」です。
ここで指す原料とは、顔料や合成樹脂、添加物といった塗料に用いられる固形物を指します。
この原料を油性塗料の場合はシンナー、水性塗料の場合は水で希釈します。
次章では、油性塗料と水性塗料それぞれのメリットとデメリットを解説します。
□それぞれの塗料の特徴をご紹介！
＊油性塗料のメリットとデメリット
・油性塗料のメリット
油性塗料のメリットは、耐久性と密着性が高いことです。
耐久性が高いことで塗装が長持ちし、密着性が高いことでさまざまな外壁材に対して塗装が可能となります。
・油性塗料のデメリット
油性塗料のデメリットとしては、シンナーの臭いが発生することが挙げられます。
そのため、塗装時は近隣に臭いが発生することを挨拶とともに伝え、また自身も臭い対策をする必要があります。
また、油性塗料はシンナーを含み、シンナーには引火性があるため、取り扱いに注意が必要となります。
そのため、油性塗料を扱う際は個人で塗装・保管は極力行わず、取り扱いに長けている塗装業者に依頼するようにしましょう。
＊水性塗料のメリットとデメリット
・水性塗料のメリット
水性塗料のメリットは、シンナーが入っていないため臭いがキツくないことです。
そのため、塗装時に近隣に迷惑はかかりにくくなり、トラブルの可能性を減らせます。
また、油性塗料のように引火の心配性がないため、取り扱いが楽になる点もメリットの一つであると言えます。
・水性塗料のデメリット
水性塗料のデメリットは、乾燥に時間がかかることです。
そのため、天候が悪い日に塗装をすると乾くまでに時間がかかり、塗装工事に時間がかかります。
また、外壁材によっては相性の悪い外壁材があることもデメリットの一つです。
□まとめ
今回は、油性塗料と水性塗料の違い、そしてそれぞれのメリットとデメリットをご紹介しました。
それぞれの特徴を把握した上で、どちらの塗料を選択するかを決めましょう。
また、外壁の種類によってはどちらかの塗料しか使えない場合があることも理解しておきましょう。
