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屋根塗装に断熱を取り入れるメリットとは?遮熱との違いもご紹介します

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コラム

屋根塗装に断熱を取り入れるメリットとは?遮熱との違いもご紹介します
屋根塗装に断熱を取り入れるメリットとは?遮熱との違いもご紹介します
注文住宅の外壁に使われる塗料は、断熱塗料と遮熱塗料がそれぞれあります。
どちらも塗ることで室温を下げる効果がありますが、厳密には異なる塗料です。
今回は断熱と遮熱の違いと、断熱塗料を使った場合のメリットとデメリットについてご紹介します。


□「断熱」と「遮熱」はなにが違う?


断熱と遮断は似た意味に思われやすいですが、厳密には全く異なるものです。
断熱とは、熱が別の場所に伝わることである熱伝導を絶つことです。

一方で遮熱とは、熱を反射することで、熱そのものを遮断することです。


□屋根塗装で断熱を取り入れるメリットとデメリット


*断熱塗料のメリット


1.室温を快適な温度に保てる
断熱塗料は熱伝導を抑える効果があり、建物の表面は熱を絶つため、建物の内と外で気温の温度差を生み出す働きがあります。
部屋内の温度を一定に保つため、夏場は涼しく、冬場は暖かい部屋をつくります。

また、室内外での熱移動を抑えるため、エアコンの冷暖房効果を高められます。

2.節電効果がある
断熱塗料は、太陽光の反射と熱伝導を抑える働きから室温を一定に保つ効果があります。
結果として、冷暖房設備の稼働は最小限になるので消費電力は減り、節電効果が期待できます。

3.防音対策になる
一般的な塗料と断熱塗料の厚みを比較した際に、断熱塗料の方が表面が厚くなります。
そのため、厚さで空気の振動が伝わりにくくなり、防音効果が高まります。
特定の部分に断熱塗料を塗ることで、特定の箇所の防音性を上げることが可能です。

4.カビ対策に繋がる
断熱塗料を塗ることで、外壁と室内の温度の差を縮められるため、結露の防止が期待できます。
結露が起こりにくくなると、結果的にカビ対策につながります。


*断熱塗料のデメリット


1.費用がかかる
一般的な塗料に比べて、断熱塗料は高価なものです。
断熱塗料の利点を理解しないで塗装を行う場合は、コストに対して満足度は低く感じてしまう可能性があります。

2.期待しているほどの断熱効果は保証できない
断熱塗料だけの使用よりも、断熱性を重視した建材に比べると断熱性能は劣ります。
断熱性を意識した住宅にする場合は、断熱塗料では思っていたよりも効果が感じれないかもしれません。
断熱塗料を効果的に使うためには、建設時ではなく、住み始めてから検討したほうが良いでしょう。


□まとめ


断熱塗料は断熱効果だけでなく、節電効果や防音効果など多くのメリットがあります。

一方で断熱効果だけに注力した場合は、塗装工事ではなく断熱材が含まれた住宅にした方が、断熱効果は期待できます。
塗装工事は数百万円の費用がかかるため、入念に検討した上で導入しましょう。