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瓦屋根に欠かせない漆喰の役割と補修が必要な劣化症状をご紹介します

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コラム

瓦屋根に欠かせない漆喰の役割と補修が必要な劣化症状をご紹介します
瓦屋根に欠かせない漆喰の役割と補修が必要な劣化症状をご紹介します
突然ですが、「漆喰(しっくい)」をご存知でしょうか。
漆喰とは、瓦屋根の1番上の箇所の土台を守るための材料で塗りこまれた部分です。
一見地味ではありますが、とても重要な役割を果たす部分です。
そこで今回は、瓦屋根に欠かせない漆喰の役割と補修が必要な劣化症状についてご紹介します。


□瓦屋根に漆喰はなぜ必要?


漆喰は一見とても地味ですが、定期的なメンテナンスが必要です。

しかし、屋根の部分を普段あまり見ないため、メンテナンスが必要なサインをつい見逃してしまいがちです。
漆喰のメンテナンスが必要な時期を逃し、劣化を放置してしまうと屋根全体へダメージがいきわたってしまう可能性があります。


*漆喰の役割


漆喰は、屋根の棟と瓦の間の隙間にうまっています。
それゆえ、瓦の下にある屋根の葺き土を雨風から守り、替え瓦と瓦を密着させる役割を果たします。


*瓦と漆喰の寿命


屋根瓦の耐用年数は50〜60年のものが多く、比較的長持ちします。

その一方で、漆喰は一般的に20年前後で表面の劣化が見えてきます。
なぜなら、漆喰の主な材料は消石灰であるため、雨風や紫外線の影響で劣化が屋根瓦よりも早いからです。


□補修のサイン!漆喰の劣化症状


1.欠けやヒビ割れ
前提として、漆喰・葺き土共に湿式で施工されるため、数か月間乾燥します。
年数が経つにつれて雨風による乾燥・湿潤を繰り返し、漆喰は硬化します。
それゆえ、乾燥収縮や雨風などで漆喰が欠け、ヒビが入ることがあります。

しかし、この程度ではまだ大きな不具合が発生することが考えられないため、補修の必要はないと思います。

2.変色やコケ
年数が経つにつれて、漆喰は黒く変色することやコケが発生することがあります。
この現象の原因は、漆喰の奥の葺き土に雨水が入ってしまうことです。
雨水の浸入は、雨漏りに繋がるリスクを孕んでいるため、棟の部分の葺き直しを強くおすすめします。

3.はがれ
漆喰の耐用年数は20年前後であるため、20〜30年ほど経過すると表面が剥がれ落ちる現象が見られます。
漆喰の表面が剥がれ落ちてくると、葺き土が暴露してしまいます。
とはいえ、すぐに雨漏りしてしまうことはないため緊急性は低いと考えてよいです。


□まとめ


今回は、瓦屋根において必要不可欠である漆喰の役割を、補修が必要な劣化症状と併せてご紹介しました。
普段見えない部分ではあるため、1度業者に相談して点検してもらう機会をつくることをおすすめします。
当社は、屋根・外壁の専門店であり、専属のコーディネーターが担当させていただきます。
無料診断も行っているため、屋根や外壁についてご相談がある方は是非当社のホームページをご覧頂き、ご検討ください。