しかし、そんなrc造にも当然弱点はあります。
今回は、rc造の特徴と相性の良い塗料をご紹介します。
□rc造の特徴
rcとは、Reinforced Concreteの略称で鉄筋コンクリート造ともいいます。
鉄筋の弱点である圧縮性の低さをコンクリートが補って、反対にコンクリートの弱点である引張力の弱さを、鉄筋が補っています。
このように、鉄筋とコンクリートがお互いの足りないところを補完しあうことで、耐震性・耐火性・遮音性・耐久性に優れた建物を実現します。
特に耐久性は、主成分が無機質であるため有機系である木材と比較して劣化が遅いという魅力があります。
一方、コンクリートそのものの防水性能はあまり良くないため、防水機能のある塗料や防水処理によって、外壁の防水性を維持する必要があります。
□rc造の塗装におすすめな塗料
・撥水剤
名前の通り、撥水性に非常に優れた無色の塗料です。
表面を保護する効果があり、コンクリートの質感やデザイン性をそのまま残せます。
一方、撥水剤だけでは耐久性があまり持続しないため、外壁塗装にしては少し短めの約5年から7年周期で再塗装が必要になるでしょう。
・クリヤー塗料
クリヤー塗料には、無色のものとやや色がついたカラークリヤー塗料があります。
撥水剤の上から施すことで、耐久性を高める効果が期待できます。
・透湿性塗料
内部にたまった湿気を外へ逃がし、外部から浸入しようとする水分を遮断します。
吸水性が高く、内部の湿気が原因で劣化してしまうコンクリートとの相性が良いため、表面仕上げ剤として多く用いられます。
・光触媒塗料
紫外線を受けることで活性酸素を作り出すという性質のある酸化チタンを主成分とします。
そのため、この塗料で塗装しておくだけで紫外線が当たるたびに表面の汚れが分解します。
分解された汚れは雨が降ると自然に流れるため、ご自身で外壁の手入れをせずとも綺麗な状態が保てるでしょう。
・弾性塗料
ゴムのような伸縮性を持ちます。
塗装時に得られる補修効果だけでなく、ひび割れしそうなときに塗膜が追従して伸びるため、ひびの表面化を防げます。
□まとめ
今回は、rc造の特徴と相性の良い塗料をご紹介しました。
コンクリートは防水性能に不安があるため、なによりもまず塗装で外壁の防水機能を補完することを優先すると良いでしょう。
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