多くの人気を集めるトタン屋根ですが、時間の経過とともにメンテナンスは必要です。
本記事では、トタン屋根の塗装の際に気になるおすすめの塗料や塗装の手順まで、屋根塗装に関わる「痒いところ」について解説します。
痒い所に手が届く記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
□トタン屋根塗装の流れ
トタン屋根塗装の手順は、「下地調整」、「下地修復」、「塗装」の3つのステップに分けられます。
＊下地調整
下地の調整は、まずサビの部分や剥がれの部分をサンドペーパーやワイヤーブラシで削り、大まかに削り終わった後に高圧洗浄機を使用し、綺麗に洗い流します。
この際、しっかりと古い部分が削れていない場合は、新しい塗料の密着度が下がってしまうので注意しましょう。
＊下地修復
高圧洗浄機での洗浄が終わり次第、浮いたトタンや継ぎ目などを修復します。
初心者の方の場合、屋根塗装は塗装がメインと思われがちですが、下地修復までの作業は塗装成功の鍵を握ると言っても過言ではありません。
＊塗装
塗装は1回で終わらせるのではなく、基本は下塗り・中塗り・上塗りと3ステップを踏みます。
塗料によって耐用年数や特性が異なるため、屋根材にあったものを選ぶようにしましょう。
塗料を選ぶ際の優先順位は人それぞれ異なりますが、金額のみで塗料を選ぶことは決しておすすめできません。
□トタン屋根向けおすすめ塗料
ここでは、トタン屋根専用もしくはトタン屋根にも使用できる塗料に限定した、おすすめ塗料を3つランキング形式でご紹介します。
1.サーモアイ4F
日本ペイントのサーモアイ4Fは、従来のフッ素より高い耐久性を有する4フッ化フッ素を使用しているため、塗料自体の耐久性も非常に高いです。
ただ、耐久性が高い分、塗料の費用もお高めになっています。
2.デュフロン4Fルーフ
こちらもサーモアイ4Fと同じく4フッ化フッ素を使っているため、耐候性と耐水性に優れた塗料です。
強靭な塗膜の形成にも定評があり、塗りたてのツヤ感をより長く保てるという効果も期待できます。
3.ACトタンペイント
こちらは日本ペイントが出しており、トタン屋根の塗装を美しく仕上げるアクリル塗料です。
コストパフォーマンスの高さが魅力で、乾燥が早いため塗料の乾燥に必要な時間が短いという特徴も持っています。
□まとめ
トタン屋根塗装は下地の調整や修復後に、塗装を3ステップに分けて行います。
トタン屋根におすすめの塗料としては、高い耐久性を誇るサーモアイ4Fや、コストパフォーマンスに優れているACトタンペイントなどが挙げられます。
戦後に大流行して以来、人気のあるトタン屋根。
トタン屋根に特化した塗料もありますので、トタン屋根に使用できる塗料を選ぶように意識しましょう。
