といっても、幕板は目につきにくい場所にあるためなかなかメンテナンスの目安が分らないですよね。
今回は、幕板の交換方法やコツ、費用について解説します。
□ 幕板交換とは
幕板(まくいた)とは、一般的には横に張られた板のことで、建築や外壁塗装の際には、美観を高める目的で使用されることが多いです。
単調な外壁に幕板を取り入れることで、視覚的なアクセントを加えられるのです。
例えば、ツートンカラーの外壁や、一色でまとめた外壁に幕板を取り入れることで、立体感や深みを出せます。
街を歩いていると、おしゃれに見せるために幕板を採用している家も多いため、ぜひ注目してみてください。
幕板は、横だけでなく縦にも取り入れることができます。
お好みのデザインやスタイルに合わせて自由に配置できるのが魅力の1つ。
幕板が何かの保護的機能を果たすわけではありませんが、おしゃれな家に仕上げたい方にはおすすめです。
□幕板の交換はいつ必要か
家のさまざま場所と同じように、幕板にもメンテナンスが必要です。
幕板の状態を確認し、緊急度に応じた修理を依頼しましょう。
*塗膜の剥がれ
塗膜が剥がれている場合、緊急度は低いです。
しかし、塗膜が剥がれた状態を放置すると、将来的にはより深刻な劣化につながってしまうため、早めに対処できると安心ですよね。
塗膜が剥がれている場合は、ケレン作業と呼ばれる、表面を削って汚れを落とす作業を行ってから再度、塗装します。
費用は、1mあたり1000円前後です。
*コーキングの劣化
塗膜の剥がれに加え、幕板の境目であるコーキングも劣化している場合、緊急度は中です。
コーキングが劣化している場合は、コーキングを新しいものに交換してから、ケレン作業と塗装を行います。
費用は1mあたり1500円弱です。
*割れや欠け
割れや欠けが見られる場合、緊急度は高いです。
割れや欠けが見られる状態では、塗装だけでは対処が難しく、幕板の交換か板金カバー工法が必要です。
幕板交換をする場合、古い幕板を取り外し、新しい幕板を設置します。
交換する箇所が多ければ多いほど、仕上がりにムラができやすいため、外壁塗装の会社に相談しながら決めるのをおすすめします。
一方、カバー工法は、古い幕板の上から金属の板を貼り付けるため、幕板が長持ちしやすいです。
費用は、幕板交換もカバー工法も1mあたり5000円前後です。
□ まとめ
家の印象をより良くしてくれる幕板ですが、故障時には緊急度や費用に応じて適切な対処法を選ぶことが大切です。
定期的に幕板の状態を確認して、早めの対処をすることで費用をおさえられますよ。
また、幕板の交換についてご相談がある方は、ぜひ当社までお問い合わせください。