「あれ?屋根の白い部分が剥がれてる」
そう思った方の家の屋根の瓦は漆喰が剥がれているかもしれません。
今回は、屋根瓦の漆喰が剥がれる原因や、適切な修理方法、費用について詳しく解説します。
DIYで挑戦したい方も、業者に依頼する際の見積もりを知るためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
□屋根瓦の漆喰とは?役割と劣化症状
*屋根瓦の役割
屋根瓦の漆喰は、瓦屋根の棟や壁際の隙間を埋める、大切な役割を担っています。1:防水効果
雨水が瓦の下に侵入するのを防ぎ、家を守る要塞のような役割を果たしています。
2:接着機能
棟瓦や壁際の瓦をしっかり固定し、地震や強風などの揺れにも耐えられるようにします。
しかし、漆喰は年月が経つと劣化し、剥がれやヒビ割れが発生してしまいます。
放置すると、雨漏りや棟の崩落といった深刻な事態に繋がる可能性も。
*劣化症状
1:漆喰の剥がれ目視で剥がれている部分がある、または、剥がれ落ちた跡がある。
2:ヒビ割れ
漆喰に細かい亀裂が入っている。
3:色の変化
漆喰が白ではなく、黒ずんだり、変色している。
4:苔やカビの発生
漆喰の表面に苔やカビが生えている。
□屋根瓦の漆喰の修理方法と費用
屋根瓦の漆喰の修理方法は、大きく分けて2つの方法があります。1:漆喰詰め直し工事
剥がれた部分に新しい漆喰を詰め、上塗りする方法です。
・特徴
比較的軽微な剥がれやヒビ割れに適した方法です。
既存の棟瓦はそのまま使用します。
・費用と期間
約3,000円/mで工事時間は1日程度です。
2:棟瓦取り直し工事
棟瓦を一度取り外し、新しい棟を積み直す方法です。
・特徴
漆喰の劣化が酷い場合や、棟瓦がズレている場合など、本格的な修理が必要な場合に適しています。
・費用と期間
約15,000円/mで工事時間は3~5日程度です。
それぞれの方法の特徴、費用、メリット・デメリットを比較して、最適な方法を選びましょう。
そして、自分で修理に挑戦する場合は、安全に配慮し、専門知識がない場合は無理せず業者に依頼することをおすすめします。
□まとめ
屋根瓦の漆喰は、屋根の防水性と耐久性を保つ重要な役割を担っています。漆喰が剥がれている場合は、放置せずに早めの修理が必要です。
修理方法は、剥がれの程度や棟瓦の状態によって適切な方法を選びましょう。
費用や工期、メリット・デメリットなどを比較検討し、安心して任せられる業者を選び、大切な家を長く守りましょう。