何かと必要性が叫ばれる屋根塗装ですが、目的や役割を理解していない方は多いでしょう。
今回は屋根塗装の目的や塗替えのタイミングを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□屋根塗装の目的とは?
定期的に行う必要がある屋根塗装ですが、その目的は雨漏りを防ぐためでもあります。
しかし、あくまでメンテナンスとしての位置づけであり、補修工事とは異なります。
正しい雨漏り補修を理解するためにも、以下で屋根塗装の目的をおさえておきましょう。
屋根塗装の目的は以下の2つです。
1つ目は、建物の美観回復です。
屋根は紫外線により顔料が劣化し、色あせが発生します。
そこで新たな塗料に塗替えすることで、家の美観を回復できます。
2つ目は、防水機能回復です。
外装材は建物内部への雨水の浸入や雨漏りを防ぎます。
そして、下地もまた外装材と同様に雨水の浸入を防いでいます。
しかし、外装材は雨や紫外線などのダメージを真っ先に受けています。
そういったダメージを受け続けると塗膜が剥がれ、外装材の防水性が低下し、屋根材や外装材自体が雨水を吸収し雨漏りに発展します。
こういったリスクから家を守るために塗装が必要です。
□塗替えのタイミングについて
では、屋根塗装はどのタイミングで依頼すれば良いのでしょうか。
以下でタイミングや目安について2つのポイントを紹介します。
1つ目は、屋根の状態で考えたタイミングです。
屋根の劣化状況に合わせてタイミングを検討する手もあります。
以下で紹介する5つの劣化症状は上から下にいくにつれ、状況が悪いと考えてください。
・塗料のツヤがなくなった
・色が薄くなっている
・白い粉が噴出している
・カビやコケが発生している
・塗料が剥がれ、下地がむき出しになっている
以上の項目から塗替えの目安として適切なのは、「白い粉が噴出している」です。
これはチョーキング現象と言われ、手で触るとチョークのような白い粉がつく現象です。
それ以降のカビやコケが発生する段階になれば、屋根材が湿気を含み、劣化が進行しているサインでしょう。
劣化が深刻だと場合によっては、葺き替え工事や大掛かりなリフォームが必要となる可能性があります。
2つ目は、塗装やペンキの耐用年数は絶対的ではないことです。
塗料やペンキ自体に耐用年数がありますが、それは100パーセントではありません。
なぜなら、劣化は地域ごとの気候や屋根材、形状など要因により変わるためです。
また、施工の質によっても左右されるため、悪徳業者に当たればひび割れや色あせが短期間で起こる可能性があります。
□まとめ
建物は常に紫外線や雨といったダメージにさらされています。
そういったダメージから家を守り、耐用年数を持たせるためにも定期的な屋根塗装が必須です。
ぜひこの機会に屋根塗装を検討してみてください。