はじめての屋根工事の場合は、何も知らない状態だと不安になることがあります。
流れだけでも押さえておくと安心できるでしょう。
今回はカバー工法を施工する際の手順や業者の選び方を紹介します。
□カバー工法を施工する際の手順とは
カバー工法をする際、手順は9段階あります。
以下で紹介する手順は業者により異なるため参考程度で確認してください。
1つ目は、仮設工事です。
まずは足場を設置し、足場の外に養生シートを被せます。
近所トラブルを防ぐためにも、この工程は外せません。
2つ目は、棟板金の撤去です。
棟から雨水の侵入を防ぐ棟板金と、その下にある貫板も取り除きます。
3つ目は、屋根の棟部分に換気口をあけます。
天井裏の空気を抜くため、棟部分に換気口をあけます。
空気を抜くと、断熱性や耐久性を高める効果が発揮されます。
4つ目は、下地の調整です。
新しい屋根材を施工する前に、ひび割れを補修したり、雪止め金具を取り除いたりして屋根を調整します。
その後、掃除をし、下地の準備は完了です。
5つ目は、唐草の取り付けです。
雨漏りを予防するには不可欠の部材である唐草を固定します。
6つ目は、防水シートの設置です。
平らになった屋根の上に防水シートを下から上に向かって張り、固定します。
7つ目は、袖にケラバ板金を設置します。
ケラバ板金は屋根の形によって不要なケースもあります。
8つ目は、屋根材の施工です。
新しい屋根を下から順番に施工し、固定します。
9つ目は、棟板金の設置です。
棟板金の下地となる貫板を設置後、新しい棟板金と換気棟を被せ、固定すれば完了です。
□依頼先の選び方とは
屋根のカバー工法は原因の調査から施工まで、高度な技術と知識が求められます。
そのため、依頼する業者選びは慎重に行う必要があります。
以下では選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
1つ目は、下地の傷みを正しく確認できるかです。
カバー工法ができるかは屋根の下地の傷み具合をしっかり見極められるかに左右されます。
「下地は大丈夫」と言われて契約した後、実際に屋根を剥がしたら下地が腐っていたというケースがあります。
こうなると、後々追加費用がかかることもあるため、調査の段階から見極められるかは重要でしょう。
2つ目は、勾配に合わせた屋根材を提案できるかです。
勾配によっては施工できない屋根材があるため、それを見極められるかも重要です。
3つ目は、ガルバリウム屋根の施工実績があることです。
カバー工法で用いられるガルバリウム鋼板は専門的知識が必要であるため、施工実績のある業者に依頼した方が安心でしょう。
施工実績のない業者が施工すると、サビたり、すぐに塗装が必要となったりします。
□まとめ
業者選びでは正しいチェックができるか、施工実績があるかがポイントです。
当社ではガルバリウム屋根を含め、1万件以上の施工実績があります。
安心できる外壁工事をお探しでしたら、ぜひ当社までご相談ください。