コストパフォーマンスを重視しつつ、長持ちする塗料を選びたいですよね。
この記事では、外壁塗装の塗料の種類や特性について解説します。
□外壁塗装塗料の基本成分とタイプ
外壁塗装の塗料は、顔料、樹脂、添加剤の3つの成分から構成されています。
顔料は塗料の色や光沢を調整し、防錆などの機能を果たしてくれます。
一方、樹脂は塗膜を形成し、塗装面を保護する役割を担います。
耐候性や耐水性は樹脂の種類によって異なるため、確認しましょう。
また、添加剤は塗料の性能を高めるために配合され、塗料の塗りやすさや乾燥速度を改善します。
上記で説明した物のほかに、水性塗料があります。
水性塗料は水で希釈され、臭いが少なく、環境に優しい特徴があります。
一方、油性塗料はシンナーで希釈され、耐久性や防汚性に優れていますが、臭いが強く、室内での使用には不向きです。
用途に応じた適切な塗料を選んでみてください。
さらに、塗料には、1液タイプと2液タイプがあります。
1液型塗料は開封後すぐに使用でき、価格が安く作業性に優れています。
対して2液型塗料は、主材と硬化剤を混ぜて使用するタイプで、耐久性に優れた強固な塗膜を形成します。
これらの違いを理解し、塗装の目的や条件に合わせた選択をしてみてください。
□外壁塗装塗料の選び方
上記では、塗料の素材について紹介しましたが、次に塗料の選び方を解説します。
それぞれの塗料の特徴を押さえ、用途に合わせて使用してみてください。
*アクリル塗料
アクリル塗料は、5年から7年の耐用年数を持ち、価格も手頃です。
色の鮮やかさや塗りやすさが特徴で、一般的な住宅の外壁塗装に適しています。
しかし、耐久性には限界があるため、頻繁な塗り替えが必要になる可能性があります。
*シリコン塗料
シリコン塗料は、10年から15年の耐用年数を持ち、バランスの取れた塗料です。
耐候性や耐汚染性に優れ、色あせしにくい特徴があります。
価格はアクリル塗料より高いですが、長期的なコストパフォーマンスを重視したい方におすすめですよ。
*フッ素塗料
フッ素塗料は、20年以上の長い耐用年数を誇り、最高級の塗料です。
高い耐候性と洗浄効果を持ち、長期間にわたって美観を保てます。
初期コストは高いですが、長期的に見れば再塗装の頻度が減るため、経済的にも良いでしょう。
□まとめ
外壁塗装の塗料選びは、耐用年数、コスト、塗料の特性を総合的に考慮することが重要です。
アクリル塗料はコストパフォーマンスに優れ、シリコン塗料はバランスが良く、フッ素塗料は長期的な美観を保つために適した塗料です。
今回紹介した違いを参考に、外壁塗装について考えてみてください。
また、何かお悩みのことがありましたら、ぜひ当社までお問い合わせお待ちしております。