特に高所での作業を伴う足場では、万が一の事態に備えた安全ネットの存在が大切ですよね。
今回は、足場のネットに焦点を当て、その役割と設置における基準を解説します。
安全に作業を進めてもらうためのポイントを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
□台場で使用される足場のネットとは
足場のネット。
しばしば安全ネットと称されるこの装置は、高所作業の安全網としての役割を果たします。
作業員が不慮の転落をした際、その衝撃を和らげ、命を守るためにも大切です。
さらに、足場のネットは、作業員の転落を防ぐだけでなく、工具や材料が下に落下するのを防ぐためにも設置されます。
足場ネットを設置することで、作業員だけでなく、地上で作業する人々や通行人の安全も確保されますよ。
平成27年以降、足場の設置に関する規定がより明確になりました。
特に、作業床の高さが2mを超える場合、隙間を12cm未満に保つことが義務付けられています。
そのため、足場のネットの設置基準がより厳格に管理されています。
足場のネットを設置する際には、正しい方法で張ることが大切です。
ネットは少し余裕を持たせて垂れる状態で設置するのがおすすめですよ。
足場のネットは、その設置の仕方1つで安全性が大きく変わるため、正しい知識と技術を知ることがポイントです。
このネット1つで、作業員の命が救われることも少なくありません。
□足場のネットの特徴と選び方
足場のネットを選ぶ際には、その素材や結び方、そして使用期限を考慮するのがポイント。
そこで、層間ネットの特徴と選び方について、解説します。
＊素材の選定
ナイロンやポリエステルは、層間ネットによく使用される素材です。
どちらも高い強度を持ち、屋外での使用に適していますが、特にポリエステルは耐候性と耐衝撃性に優れています。
＊結び方の違い
層間ネットには有結節、無結節、ラッセルという結び方があります。
有結節は強度がありますが、結び目があるため束ねる際にごわつきが生じます。
無結節やラッセルは、ごわつきが少なく、軽量で扱いやすいですよ。
＊使用期限の確認
層間ネットは合成繊維であるため、時間とともに劣化します。
そのため、使用期限が設けられており、一般的には製造年月から1年です。
安全性を確保するためにも、使用期限を過ぎたネットは交換が必要なため注意しましょう。
足場のネットを選ぶ際には、これらの特徴を踏まえた上で、現場の状況に最も適したものを選ぶことが重要です。
安全は何よりも優先されるべきであり、適切なネットの選定と管理が、その実現には不可欠です。
□まとめ
今回は、足場のネットに関する基本的な知識から、その特徴、選び方について解説しました。
足場のネットは、建築現場における安全対策の中核をなすものであり、その選定と設置は極めて重要です。
適切なネットを選び、正しい方法で設置することで、作業員の安全を守り、事故を未然に防げます。
また、何かお悩みのことがありましたら当社までお問い合わせください。
