ガルバリウム鋼板とは、屋根や外壁を作る際に使用されることの多い素材のことです。
外観に使う色は、家の印象を左右するため、こだわりたいですよね。
今回は、ガルバリウム鋼板の色選びについて解説します。
□ガルバリウム鋼板色選びの基本
ガルバリウム鋼板の色選びには、複数の基本的なポイントがあります。
リフォームや新築でこの材料を使う際、多くの方が色選びに頭を悩ませることでしょう。
以下に挙げるポイントを押さえて、ご自身にとってぴったりな色を選んでみてください。
1:シミュレーションの活用
ガルバリウム鋼板の外壁材は、シミュレーションを通じて視覚的に確認できます。
シミュレーションを活用することで、建物の外観を事前にイメージしやすくなります。
しかし、屋根の色に関してはシミュレーションができないため、注意しましょう。
2:色の種類を理解する
成型加工する屋根材や外壁材は多彩な色がありますが、商品化されたメーカー品では選択肢が限られます。
特に、屋根材は外壁材と比較して色の種類が少ないため、屋根にガルバリウム鋼板を使用したい際は、色の種類をあらかじめ確認しておくのがおすすめです。
3:外壁と屋根の色調和
外壁の色を最初に決め、それに合わせて屋根の色を選ぶのが一般的な方法です。
外壁材の方が色のバリエーションが豊富であるため、この手順に従うことで、全体の調和を取りやすくなります。
□屋根の塗装で気を付けたいポイント
ガルバリウム鋼板を塗り替える際、以下のポイントに注目しましょう。
1:防錆処理の重要性
ガルバリウム鋼板は錆びやすい特性を持つため、塗装前の防錆処理は欠かせません。
錆を放置すると、塗装の劣化を早め、住宅全体の耐久性に影響を与える可能性があるため、徹底した処理が必要です。
2:適切な塗料の選定
ガルバリウム鋼板は特殊な外装材で、塗料の選択には注意が必要です。
適切な下塗り材の使用により、塗料の密着度を高められます。
不適切な塗料を使用すると、せっかくの塗り替えが無駄に終わってしまう可能性もありますよ。
3:表面仕上げの考慮
ガルバリウム鋼板の表面模様は、塗装によって変わることがあります。
特に凹凸が浅い製品では、塗料が溝に入り込み、表面の仕上げが損なわれてしまうことも。
無色のクリヤー塗料を使用することで、表面の模様を保護しつつ、外観の美しさを維持できます。
□まとめ
美しさと機能性を兼ね備えた住宅外観を目指すには、ガルバリウム鋼板の色選びが重要です。
シミュレーションツールの活用や色の種類の理解、外壁と屋根の色調和に注意を払いながら、色を選びましょう。
また、塗り替えの際には、防錆処理、適切な塗料の選定、表面仕上げへの注意が不可欠です。
外壁塗装についてお悩みの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。