しかし、リフォーム方法の選択には慎重な検討が必要です。
実は、屋根のリフォームにはさまざまな種類があるのをご存じでしょうか。
今回は、屋根のリフォームについて解説します。
それぞれの特徴を比較して、ピッタリな方法を選んでみてください。
□屋根リフォームの種類
屋根リフォームには主に3つの方法があります。
それぞれのメリットやデメリットと費用の目安を見ていきましょう。
*塗り替え
塗り替えは、主に屋根材の表面が劣化した場合に適しています。
適切なタイミングで行うことで、屋根材の寿命を延ばせます。
また、防水性の確保や美観の向上、屋根材の保護をしたい際にもおすすめですよ。
一方、屋根材や下地の大きな劣化には対応できません。
また、費用や工期は以下の通りです。
・シリコン塗料:30坪で24万円〜35万円
・フッ素塗料:30坪で36万円〜60万円
・工期:約10日〜14日
*カバー工法
カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい材料を重ねる方法です。
メリットは、既存の屋根材の撤去・廃材処分の費用が不要なことに加え、工期が短い点にあります。
一方、重量の増加による耐震性への影響や、既存の屋根材が劣化している場合には不向きな点には注意しましょう。
以下が、費用と工期の目安です。
・ガルバリウム鋼板:100平方メートルで88万円〜162万円
・工期:約4日〜1週間
*葺き替え
葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に刷新する方法です。
屋根の寿命がリセットされる点や、屋根全体の耐久性の向上を図れる点が魅力的です。
一方、費用が比較的高額で工期も長くなりがちです。
以下で、1平方メートルあたりの費用と工期について確認してみてください。
・瓦屋根:5,500円〜25,000円
・スレート:7,800円〜17,300円
・金属屋根:6,000円〜18,000円
・工期:約1週間〜10日
□屋根リフォームの選び方
屋根リフォームの方法を選ぶ際には、屋根の現状をしっかり評価することが重要です。
劣化の程度や予算、建物の構造を考慮して、最適な方法を選択しましょう。
また、リフォームのタイミングや屋根の色、建築確認申請の必要性についても検討が必要です。
屋根の色は外観に大きな影響を与えるだけでなく、遮熱性にも影響します。
明度の高い色を選ぶことで夏場の暑さを軽減できますが、汚れが目立ちやすい点も考慮が必要です。
また、建築確認申請が必要なケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
費用を抑えたい場合は、補助金や助成金を利用することも検討してください。
屋根の葺き替えによる耐震性・断熱性の向上や太陽発電パネルの取り付け、アスベスト除去が対象になる場合があります。
□まとめ
屋根リフォームは家の保護と美観の維持に不可欠です。
塗り替え、カバー工法、葺き替えの3つの方法にはそれぞれメリットとデメリットがあり、適切な選択が重要です。
ご自宅の状態や予算を考慮し、最適なリフォーム方法を選ぶことで、安心して屋根を長期間保護できますよ。
外壁についてお悩みの方は、まずはお気軽に当社までお問い合わせください。